時代が移り変わっていっても 変わるものと変わらないものがある。 しかし、変わらないという選択肢は 一見簡単なようで難しい。 この<黒龍の大吟醸 龍>も  今年44年目を迎えるロングセラーの商品だが 今も主力商品としてその座を変わらず守り続けている。 1975年誕生のこのレトロなラベルが、その歴史を物語る…   そんな黒龍の大吟醸だが 香りは大吟醸のわりには落ち着いた吟醸香を 上品に穏やかに香らせる。   そりゃそうか、 この黒龍の酒蔵は香りは控えめに醸す酒蔵だったか。 含むと上質な<ビロードのような滑らかな旨味の層>が幾重にも重なって ファーストタッチから <感動体験>を味あわせてくれた。 その上質なインパクトはそのままに味わいはスッとシャープに切れていく。 しかしそのシャープさとは反対に、 余韻はどんどん増していく。 長く語り継がれるのも分かる。 <王者の味わい、品格、> そんなものをこの黒龍の大吟醸からは感じざるを得なかった。 しかしながら どちらかというと <女性的なタッチ>がある。 この品格と洗練された風格… 女優で例えると <松坂慶子>さんみたいな感じだと思う この方の活躍に関しては多くは語るまい。 多くの舞台作品で華を飾るこの女優さんのように 洗練されて、研ぎ澄まされて、圧倒的に深い。 特別なひとときにゆっくりとグラスを傾けたい。 そんな日本酒であろう。 黒龍 大吟醸 龍 福井県 黒龍酒造 40%精米兵庫県産山田錦 大吟醸 日本酒度 +4.0 アルコール分 15度


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